なすの栄養と食べ方|ナスニン・食物繊維と皮・加熱のポイント

白い皿のなす料理と「なすの栄養と食べ方」の文字を添えたアイキャッチ画像 美容習慣

はじめに

なすは水分が多く、焼く、煮る、蒸す、炒めるなど、日々の料理に合わせやすい野菜です。一方で、紫色の皮に含まれるナスニンや、食物繊維、カリウムなどの名前だけが先に立つと、何をどう食べればよいのか分かりにくくなります。

この記事では、日本食品標準成分表の数値をもとに、なすの栄養を100g当たりで確認し、皮の扱い、加熱、油との付き合い方、量の考え方を整理します。同じ夏野菜の食べ方を比べたいときは、トマトの食べ方も参考になります。

なすの主な栄養成分

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」の食品番号06191「野菜類/(なす類)/なす/果実/生」では、可食部100g当たりの値として次のように示されています。なす(果実・生)は可食部100g当たり18kcal、水分93.2gです。以下では、食物繊維やカリウムなどを含めて代表値を確認します。

なす(果実・生)の主な栄養成分(可食部100g当たり)
成分 値 単位
エネルギー 18 kcal
水分 93.2 g
たんぱく質 1.1 g
脂質 0.1 g
炭水化物 5.1 g
食物繊維総量 2.2 g
カリウム 220 mg
β-カロテン当量 100 μg
ビタミンK 10 μg
葉酸 32 μg
ビタミンC 4 mg

食物繊維は総量2.2gで、その内訳は水溶性0.3g、不溶性1.9gです。数値を見るときは、1回の料理で使う量、油や調味料、ほかの食材との組み合わせまで含めて考えると現実的です。

ナスニン・食物繊維・カリウムをどう見る?

日本のなすでは、果皮のアントシアニンとしてナスニンが知られています。品種によって色素組成は異なるため、すべてのなすを同じものとして扱うより、紫色の皮も食べる料理では皮を活かしやすい、と理解しておくのが無理のない見方です。

食物繊維は、なす100g当たりで総量2.2gです。野菜、穀類、豆類、海藻などを組み合わせる中の一部として考えます。主食側の食べ方も見直したい場合は、発芽玄米の食べ方も合わせて確認できます。

カリウムは100g当たり220mgです。ただし、塩分の多い味付けを打ち消すものではありません。煮物、漬物、味噌だれ、めんつゆなどを使うときは、料理全体の食塩相当量を見て調整しましょう。

なすの基本的な食べ方

なすは、焼く、蒸す、煮る、炒めるなど幅広い加熱調理に使えます。皮の食感は品種や個体、料理によって異なるため、食べやすさに合わせて扱いましょう。

焼きなすは香ばしさを出しやすく、煮浸しや揚げ浸しはだしを含ませやすく、味噌炒めや麻婆なすは主菜に寄せやすい食べ方です。豚肉、ひき肉、ピーマンなどと合わせると一皿にしやすく、蒸しなすやレンジ調理は油を控えたい料理にも使いやすい方法です。薬味を合わせたいときは、みょうがの食べ方を組み合わせると、香りで変化をつけられます。

皮や種の食感、変色が気になる場合は、料理に合わせて切り方や下処理を調整しましょう。

生・加熱・油炒めの使い分け

食品成分表でこの記事が主に参照するのは「なす/果実/生」です。一方、文部科学省の食品成分データベースには食品番号06342「なす/果実/油いため」もあり、油炒めは生とは別の食品項目として扱われます。

油炒めは、使用する油やほかの具材、味付けによって一皿全体の栄養が変わります。料理に合わせて油や調味料の量を調整しましょう。

さっぱり食べたい日は蒸しなすや焼きなす、コクを出したい日は炒め物や味噌炒めなど、目的に合わせて選ぶと続けやすくなります。同じ夏野菜の使い方として、きゅうりの食べ方も比べられます。

食べる量はどう考える?

なすは大きさや品種によって重さが異なるため、本数を固定せず、料理全体の野菜量や主菜・主食との組み合わせで考えましょう。

食物繊維を増やしたいときも、なすだけに寄せる必要はありません。葉物、きのこ、豆類、穀類などを組み合わせると、食感や味の単調さを避けやすくなります。

医療者からカリウムや食事内容について個別指導を受けている場合は、その指示を優先してください。

食べる前に知っておきたいこと

なすを水にさらす下処理をする料理もあります。必要性や扱い方は、料理や仕上がりに合わせて調整しましょう。

購入後は状態を確認し、商品表示がある場合は保存方法の案内に従いましょう。作り置きや冷凍保存をする場合は、調理前後の状態や包装を確認し、商品表示がある場合は保存・解凍方法の案内に従いましょう。明らかな異臭やぬめりなど傷みが見られる場合は食べないでください。

濃い味の煮物や炒め物にすると、なすそのものより調味料の影響が大きくなります。食塩相当量を控えたい場合は、だし、香味野菜、酢、香辛料などで味に変化をつける方法もあります。

なすを選ぶなら

※以下の商品リンクにはアフィリエイト広告が含まれます。購入前に、内容量、原材料、保存方法、配送条件など、販売ページの最新情報をご確認ください。

忙しい日に汁物へ足したい場合は、揚げなす入りの味噌汁を選ぶ方法があります。原材料名や内容量、保存方法を確認し、ほかの料理との組み合わせで考えましょう。

生鮮のなすを選ぶ場合は、量、産地、配送方法、受け取り時期を確認します。家庭で使い切れる内容量かを見ておきましょう。

よくある質問

なすの皮は食べたほうがいいですか?
日本のなすでは、果皮のアントシアニンとしてナスニンが知られています。皮ごと食べやすい料理では活かせますが、皮がかたい場合は部分的にむくなど、食べやすさを優先して構いません。
なすは水にさらす必要がありますか?
変色やアクが気になる料理では、水にさらす下処理をする方法があります。料理や仕上がりに合わせて選びましょう。
油炒めにすると栄養はどう見ればいいですか?
油炒めは、なすの生の数値だけで料理全体を判断しません。油、具材、味付けを含めて見ます。
なすはどのくらい食べればいいですか?
決まった本数ではなく、料理全体の野菜量や主菜、主食とのバランスで考えます。大きさに差があるため、気になる場合は重さで確認すると分かりやすいです。
カリウム制限がある場合も食べられますか?
医師や管理栄養士からカリウム制限の指示を受けている場合は、自己判断で量を増やさず、個別の指示に従ってください。

参考資料

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まとめ

なすは水分が多く、100g当たりでエネルギー18kcal、食物繊維総量2.2g、カリウム220mgを含む野菜です。日本のなすでは、果皮のアントシアニンとしてナスニンが知られていますが、特定の体感や結果を約束するものではありません。

皮を活かす、加熱方法を選ぶ、油や調味料の量を見る、固定の本数ではなく料理全体で量を考える。この4つを押さえると、なすを日々の献立に取り入れやすくなります。

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