はじめに
セロリは、しゃきっとした歯ざわりと爽やかな香りが持ち味の香味野菜です。栄養だけでなく、葉は食べられるのか、太い茎の筋は取るのか、冷蔵や冷凍でどれくらい保存できるのかも、調理前に迷いやすいところです。
この記事では、文部科学省の食品成分データベースで確認できる「葉柄・生」の栄養値をもとに、葉や筋の扱い方、香りを生かす食べ方、冷蔵・冷凍保存を紹介します。
セロリ100gの主な栄養成分
| 栄養成分 | 含有量 |
|---|---|
| エネルギー | 12kcal |
| たんぱく質 | 0.4g |
| 脂質 | 0.1g |
| 炭水化物 | 3.6g |
| 食物繊維総量 | 1.5g |
| カリウム | 410mg |
| カルシウム | 39mg |
| β-カロテン | 44μg |
| α-トコフェロール(ビタミンE) | 0.2mg |
| ビタミンK | 10μg |
| 葉酸 | 29μg |
| ビタミンC | 7mg |
※上記は文部科学省「セロリ/葉柄/生」の可食部100gあたりです。この食品項目では葉身は廃棄部位に含まれるため、葉の栄養値としてそのまま当てはめないでください。葉は料理に使えますが、この表の数値は葉柄に対するものです。
セロリの栄養ポイント
カリウム
セロリの葉柄・生100gには、カリウムが410mg含まれます。カリウムは、体内の水分や電解質のバランスに関わる必須栄養素です。
食物繊維
セロリの葉柄・生100gには、食物繊維総量が1.5g含まれます。
ビタミンCを美容の視点で見る
セロリの葉柄・生100gには、ビタミンCが7mg含まれます。ビタミンCは、コラーゲンの合成に必要な栄養素です。
セロリの香りと歯ざわりを生かす食べ方
生では、セロリの爽やかな香りとしゃきっとした歯ざわりを楽しめます。
セロリの特徴的な香りには、フタリド類やテルペン類など複数の揮発性成分が関わっています。研究では、生と加熱後で香りの構成や感じ方が変わることも報告されています。
香りをやわらげたいときは、水に短時間さらしてから水気を切ります。
サラダ・浅漬け
薄切りにして短時間で和えると、香りと歯ざわりを楽しめます。
スープ・炒め物
刻んだセロリをにんじんを美容習慣に取り入れるコツ|β-カロテン・食物繊維と食べ方・注意点や玉ねぎを美容習慣に取り入れるコツ|ケルセチン・食物繊維と食べ方・注意点と炒めると、香味野菜の土台になります。トマトやトマト缶を使うスープにも、セロリを香味野菜として加えられます。トマトを使った食べ方は、トマトを美容習慣に取り入れる食べ方|リコピンと夏の続け方も参考になります。
汁物に合わせる日は、仕上げの味を見ながら味噌を美容習慣に取り入れるコツ|発酵食品・白味噌と赤味噌・食べ方と注意点も参考になります。
筋と葉をおいしく使うコツ
太い茎は筋を取る
根元側の太い茎は、表面の硬い筋が口に残ることがあります。生で食べるときは、包丁やピーラーで筋を取ると口当たりがよくなります。細い茎や煮込みに使う部分は、硬さを見て調整すれば十分です。
葉は香りづけに使う
葉も料理に使えます。茎より香りを強く感じやすいため、刻んでスープ、卵料理、炒め物の仕上げなどに使えます。海外の品種研究では、葉と葉柄でカロテノイドなどの成分量に違いがみられた例もあります。ただし、品種や栽培条件によって異なるため、日本の一般的なセロリの葉の栄養値としては扱えません。
セロリの選び方と保存方法
選び方
茎にハリがあり肉厚なものを目安にします。葉まで使う場合は、葉がシャキッとしてみずみずしく、色が鮮やかなものを選びましょう。
冷蔵保存
冷蔵するときは、葉と茎を節で切り離します。葉と茎をそれぞれキッチンペーパーや新聞紙などで包み、ポリ袋に入れて、野菜室で立てて保存します。保存期間の目安は約1週間です。
冷凍保存
冷凍する場合は、茎の筋を取り、使いやすい大きさに切って水気を拭きます。生のまま冷凍用保存袋へ平らに入れ、空気を抜いて冷凍します。保存期間の目安は3~4週間です。
冷凍後の使い方
冷凍すると、生のときとは食感が変わります。サラダや和え物に使う場合は、自然解凍して水気をしぼって使います。炒め物や汁物に使う場合は、凍ったまま加えられます。
食べる前に知っておきたい注意点
医師や管理栄養士からカリウム制限を指示されている方は、その指示を優先してください。
セロリアレルギーでは、シラカンバやヨモギなどの花粉との交差反応が報告されています。シラカンバやヨモギなどの花粉症があり、セロリを食べた後に口や喉のかゆみなどが出る場合は、摂取を中止し、必要に応じて医療機関へ相談してください。
よくある質問
Q:葉は食べられますか?
食べられます。葉は茎より香りを強く感じやすいため、刻んでスープや卵料理、炒め物などに使えます。ただし、栄養表の数値は葉柄の値です。
Q:筋は取ったほうがよいですか?
太い茎を生で食べるときは、硬い筋を取ると口当たりがよくなります。薄く切る場合や加熱する部分は、硬さを見て調整してください。
Q:冷凍できますか?
できます。筋を取り、使いやすい大きさに切って水気を拭き、生のまま冷凍用保存袋へ平らに入れて冷凍します。保存期間の目安は3~4週間です。
まとめ
セロリは、葉柄・生100gあたりカリウム410mg、食物繊維総量1.5g、ビタミンC7mgなどを含む香味野菜です。栄養表は葉柄の値であり、葉の栄養値としては扱いません。
生で歯ざわりを楽しむほか、太い茎は筋を取り、葉は香りを生かして料理に使えます。保存するときは葉と茎を分け、使い切れない分は冷凍できます。
参考情報
栄養成分、カリウム、ビタミンC、香り成分、筋取り、葉の使い方、保存方法、アレルギーに関する注意は、以下の公的・専門情報を参考にしています。
- 文部科学省 食品成分データベース「セロリ 葉柄 生」
- 文部科学省 食品詳細「セロリ 葉柄 生」
- NIH ODS Potassium Fact Sheet
- NIH ODS Vitamin C Fact Sheet
- PubMed「Potent odorants characterize the aroma quality of leaves and stalks in raw and boiled celery」
- Plants「Yield, Growth, Quality, Biochemical Characteristics and Elemental Composition of Plant Parts of Celery Leafy, Stalk and Root Types」
- キッコーマン ホームクッキング「セロリ」
- キユーピー セロリの保存方法
- PubMed「New light on an old syndrome: Role of Api g 7 in mugwort pollen-related celery allergy」


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