甘酒は美容や腸活にいい?米麹・酒粕の違いと飲み方・注意点

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はじめに

甘酒には、米麹を使うタイプと酒粕を使うタイプがあります。米麹はやわらかな甘み、酒粕はふくよかな香りが特徴で、原料、アルコール、栄養成分は商品や作り方で変わります。

美容やお腹との関係を調べたヒト試験はありますが、結果は特定の試験飲料、量、期間、対象者に限られます。日々の飲み物として楽しみながら、研究結果は条件つきの情報として見ていきましょう。

米麹と酒粕の違い、研究の見方、糖質やアルコール、飲み方、注意点を整理します。朝食や間食に合わせる前に、商品の表示を確認しましょう。

米麹甘酒と酒粕甘酒の違い

米麹甘酒と酒粕甘酒の主な違い
確認項目 米麹甘酒 酒粕甘酒
主な原料 米、米麹、水など 酒粕、水、砂糖、塩など
甘みの作られ方 米のでんぷんが分解されて甘みが出る 酒粕に砂糖などを加えて甘みを整えることがある
アルコール 商品によって異なるため、アルコール表示を確認。アルコール0%の商品もある 酒粕由来のアルコールを含む場合があるため、商品表示や作り方を確認
砂糖の使用 砂糖不使用の商品もある 砂糖を加えて甘みを整えるレシピや商品もある
風味 米麹のやわらかな甘みとまろやかさ 酒粕のふくよかな香りと温めたときのコク
選ぶときの確認点 アルコール表示、砂糖の有無、炭水化物量、容量 アルコール表示、砂糖の有無、原材料、飲む場面
飲み方の一例 冷やす、豆乳やヨーグルトと合わせる 温めて香りを楽しむ

※原材料や作り方は商品・レシピによって異なります。購入時は商品表示を確認してください。

農林水産省は甘酒を、米麹でつくるものと酒粕でつくるものに分けて説明しています。米麹甘酒を一律に「アルコール0%」と考えず、アルコール0%などの商品表示を確認してください。妊娠中、授乳中、運転前、子ども、アルコールに弱い方は名称だけで判断しないことが大切です。

甘酒の栄養は商品によって異なる

甘酒の栄養は、米麹か酒粕か、砂糖を加えているか、濃縮かストレートかで変わります。甘酒全般の栄養値と、掲載商品の栄養値を混同しないようにしましょう。

掲載しているマルコメ「プラス糀 糀甘酒LL 1000ml」は、2026年8月8日時点のメーカー公式情報では砂糖不使用・アルコール0%で、100mL当たり76kcal、炭水化物17.0gです。これは掲載商品の参考値であり、甘酒全般の栄養値ではありません。商品の改訂等によりパッケージ記載内容が異なる場合があるため、購入時は手元の表示も確認してください。

ビタミンやアミノ酸などの量は商品によって異なるため、詳しく知りたい場合は栄養成分表示を確認しましょう。

甘酒の美容やお腹への研究をどう見る?

ここからは、甘酒について実際に行われたヒト試験を、結果だけを大きく見せず、対象者や試験条件も合わせて見ていきます。

肌水分に関する麹甘酒研究

60人を麹甘酒群30人と対照群30人に割り付け、麹甘酒118g/日を8週間飲んだ試験では、1人が試験開始直前に脱落し、59人が摂取を開始しました。さらに8人が解析から除外され、最終的に51人(麹甘酒群25人、対照群26人)が解析対象となりました。左頬の水分量の変化には群間差がみられましたが、上腕や背中の水分量では明確な群間差がなく、TEWL(経皮水分蒸散量:肌から失われる水分の指標)にも群間差は確認されませんでした。

研究は八海山醸造から資金提供を受け、複数の著者が同社に所属しています。特定の商品と条件で得られた結果として捉えましょう。

ミルク甘酒研究

健康な男女40人をミルク甘酒群20人とプラセボ群20人に分け、100mL/日を8週間飲んだ試験では、40人全員が試験を完遂し、プラセボ群1人が解析から除外され、最終的に39人が解析対象となりました。皮膚水分量には明確な群間差がみられず、皮膚弾力性R5の変化量では群間差が報告されています。研究は大学の研究助成と試験飲料メーカーの支援を受け、著者の1人が同社に所属しています。ただし、通常の米麹甘酒とは異なる試験飲料であり、一般的な甘酒へ結果をそのまま当てはめることはできません。

排便頻度に関する研究

健康成人44人を麹甘酒群22人と対照群22人に分け、1週間の非摂取観察後、麹甘酒118g/日を3週間摂取し、その後も2週間追跡した試験では、44人全員が試験を完遂し、排便日数や排便回数などに一部群間差が報告されています。ただし、作用成分や仕組みには未解明の部分があります。論文のCOI欄には、八海山醸造による資金提供と複数著者の同社所属が記載されています。

これらは特定の試験飲料、量、期間、対象者で得られた結果です。日常的に飲むすべての甘酒に同じ結果が当てはまるわけではありません。

甘酒を飲む量とタイミング

甘酒の量は、商品や食事内容に合わせて考えましょう。研究で使われた118g/日は試験上の条件であり、一般的な1日の適量を示すものではありません。商品ごとの1回分表示や、エネルギー、炭水化物、砂糖、アルコールの有無を確認してください。

朝食に添える、間食の甘い飲み物を置き換える、温めて香りを楽しむなど、自分の生活に合うタイミングで取り入れると続けやすくなります。血糖管理中の方、食事制限がある方、治療中の方は、個別の指示を優先してください。

甘酒の飲み方とアレンジ

米麹甘酒は、冷やすとさらりと飲みやすく、温めると米麹の甘みがやわらかく広がります。濃いと感じるときは、水や牛乳、豆乳で割ると口当たりを調整しやすくなります。

朝食ではヨーグルトに合わせたり、バナナと一緒にスムージー風にしたりできます。香りを足したい日は、生姜を少し加えると温めたときの風味が引き立ちます。豆乳で割ると、甘みを少し落ち着かせたい日にも取り入れやすくなります。

甘酒を選ぶときの確認ポイント

アルコール表示

米麹、酒粕という名称だけで判断せず、パッケージのアルコール表示を確認してください。妊娠中はアルコールを含む飲料を避け、授乳中も飲酒を控えることが公的情報で示されています。子どもや運転前も、アルコールを含む商品は避けましょう。アルコール0%などの表示も、購入時の最新表示で確かめてください。

糖質と砂糖

砂糖不使用でも、米由来の炭水化物は含まれます。甘みが穏やかでも、エネルギーや炭水化物量を見て、ほかの食事や間食との重なりも考えながら取り入れましょう。

容量と保存

大容量は使いやすい一方で、開封後の保存管理も大切です。飲み切れる容量か、冷蔵庫で保管しやすいか、注ぎやすい形かも確認して選びましょう。

実際に米麹甘酒を選ぶなら

米麹甘酒を選ぶときは、アルコール表示、砂糖の有無、炭水化物量、容量を確認すると比較しやすくなります。

以下は、記事内で栄養表示を確認した米麹甘酒の一例です。商品情報は変更される場合があるため、購入時は最新のパッケージ表示も確認してください。

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甘酒を飲むときの注意点

糖質が気になる方は、主食、果物、菓子、甘い飲み物との重なりを確認してください。血糖管理や食事制限がある場合は、医師や管理栄養士などの指示に沿って取り入れましょう。

酒粕甘酒は酒粕由来のアルコールを含む場合があります。米麹甘酒でも商品ごとの表示を確認し、運転前や子どもに出す場面ではアルコール0%などの表示を見てから選びましょう。体調不良や便通の悩みが続く場合は、食品だけで様子を見すぎず医療機関や専門家へ相談してください。

開封後はパッケージの保存方法に従い、におい、色、味に違和感があるものは飲まないでください。温める場合は沸騰させすぎず、やさしい香りを楽しめる温度に整えると続けやすくなります。

よくある質問

Q:米麹甘酒と酒粕甘酒は何が違いますか?

A:米麹甘酒は米と米麹を使い、米のでんぷん由来の甘みが出ます。酒粕甘酒は酒粕を使い、砂糖などで味を整えることが多いため、アルコール表示を見て選びます。

Q:甘酒にアルコールは含まれますか?

A:商品によります。米麹甘酒でも表示を確認し、酒粕甘酒は酒粕由来のアルコールを含む場合があるものとして選びましょう。

Q:甘酒は毎日飲んでもよいですか?

A:毎日飲めば何かが変わるとはいえません。飲む場合は、商品の1回分表示、エネルギー、炭水化物、砂糖の有無、アルコール表示を確認し、ほかの食事や間食とのバランスを見ながら取り入れましょう。

Q:甘酒は朝と夜のどちらに飲むべきですか?

A:決まった正解はありません。朝食に添える、間食に少量を飲むなど、自分の生活リズムと食事量に合わせます。

Q:糖質が気になる場合は何を確認すればよいですか?

A:炭水化物量、砂糖の有無、1回分の量、ほかの主食や甘い飲み物との重なりを確認しましょう。血糖管理中の方は個別の指示に沿ってください。

Q:子どもや妊娠中でも飲めますか?

A:商品名だけでなく、アルコール表示を確認してください。妊娠中はアルコールを含む飲料を避け、授乳中も飲酒を控えます。子どもや運転前は、アルコール0%などの表示を確認して選びましょう。

参考にした公的・専門情報

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まとめ

甘酒は、米麹のやわらかな甘みや酒粕の香りを楽しみながら、朝食や間食に合わせやすい飲み物です。美容やお腹への研究は特定の試験条件に限られるため、商品選びや飲む量を考えるときの参考情報として見るのがよさそうです。

選ぶときは、米麹か酒粕か、アルコール表示、炭水化物量、砂糖の有無、保存方法を確認しましょう。自分の体調や食事制限に合わせ、必要に応じて専門家へ相談してください。

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